働き方

人生・仕事に悩む社会人の必読本!?『働き方の哲学』まとめ・要約|キャリア編|読書会で紹介された本一覧

働き方の哲学

村山 昇

(このページは2018年10月8日に更新されました)

はじめに

「トレンド本や名著をかいつまんで、要約を知りたい。」

「ビジネス書を読み始める前に、概要を押えておきたい。」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 

はじめまして。

私はライフシフトサロンのWEB担当をしている、長谷川と申します。

3年前に就職で大阪に引越しをしてきて、同じ価値観でつながるコミュニティを探して様々なイベントやコミュニティスペースを渡り歩いてきました。

現在は関西で一番最初に始めたライフシフト読書会を大阪、京都、神戸で開催しています。

 

読書のいいところは、その分野の専門家の知識を得られること。

また、ある調査では20代、30代のビジネスマンは1ヶ月平均0.26冊の本を読むのに対し、30代で年収3000万円の人は平均9.88冊の本を読むそうです。

孫正義やビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェットのような大富豪も多読家であることで有名です。

その一方で、「社会人は忙しすぎて、ゆっくり読書をしている時間が無い」という声をよくお聞きいたします。

そこで本記事では、私が読んだ本の中から、20代、30代の生き方や働き方を考える上で価値ある情報を要約しております。

本を読む暇が無い方は、本の要点のみを知るために、読むべき本を厳選したい方は、本選びの参考として、本記事を活用いただけたらと思います。

今後はこれらのまとめを引用しながら、考察を別記事にまとめていく予定です。

年間100冊以上の本を読んでいる、読書家ならではの視点で、要点をまとめてみようと思います。

働き方の哲学

この世に事実はない。あるのは解釈だけだ。 ニーチェ

何を幸福と考え、何を不幸と考えるか。その考え方が幸不幸の分かれ目なのである。 カーネギー

私たちは長い職業人生で様々な出来事と遭遇します。

なぜ働くのか?どう働くのか?

「仕事」「キャリア」「成長」「リーダシップ」「自己実現」「社会」「メンタル」…。

2018年3月25日に出版された、村山昇著 『働き方の哲学』 はそんなあなたの悩みについてのヒントが書かれております。

私自身もとても参考になった本でしたので、『働き方の哲学』 をシリーズとしてその要約をお届けしていきます。

 

あなたの素敵な本との出会いの一助となれば幸いです。

それではまいります。

キャリアとは

職業生活における経験や能力・成果・役割の連なり

  • 「キャリア」とは、狭い意味では職歴であり、履歴書に書ける自分を指す。
  • 広い意味では仕事・働く事に関わる様々な行動、経験、機会、能力、成果、役割、コミットメント、意志、判断などの連鎖、蓄積を指す。
  • キャリアとは、「仕事を通し発展し続ける自分」ともいえる。
  • 私たちは、人生を職業人として以外にも歩む為、様々な活動人としてのキャリアを考える必要がある。

外的キャリアと内的キャリア

  • 「外的キャリア」とは、経験した仕事内容、実績、所属組織や地位、人脈を指し、外から見える事実として積み重なっていく。
  • 「内的キャリア」とは、経験的事実の内側にある価値観、動機、想いなどを指し、仕事人生の心のあり様、精神として刻一刻と変化していく。
  • 外的キャリアと内的キャリアは相互に影響し合い、役割に応じた仕事意識の成就や、価値観の変化による行動変異などが挙げられる。

キャリアを作る要素

3つの層と1つの軸

  • キャリアは知識・技能や態度・価値観で作られ、「3層+1軸」に分けられる。
  • 第1層は「知識、技能(スキル)、資格、人脈」であり、『何を持つか』を決める。これらは能力の手駒であり、数と質と組み合わせで成就できる仕事が大きくなる。
  • 第2層は「行動特性、思考特性、態度、習慣」であり、『どう行うか』を決める。私たちは1人1人行動の傾向や考え方のクセに違いがあり、これらの違いが第1層の能力の手駒を操る。
  • 第3層は「マインド、価値観」であり、『どうあるべきか』を決める。信念や理念、優先する価値、動機が含まれる。中長期的な仕事人生のあり方の根本を担っている。
  • 思考軸は「何を成し遂げたいか、どこに向かうのかと言うベクトル」である。短期的には業務課題や事業目標に向かう軸、中長期的には人生の目的、夢、志と言った軸がある。

キャリア形成に影響を与えるその他の要素

  • 「健康」:体の健康は人生・キャリアの土台である。
  • 「雇用状況、家族状況、居住地」:自身の置かれた環境によって個々のキャリアが形成される。
  • 「景気状況、社会状況」:個々のキャリアはマクロ環境によって可能性が決定する。

過去、現在、未来を統合してキャリアを考える。

  • 「過去の蓄積を振返る」:第1層『何を持っているか』をたな卸し、知識、技能(スキル)、資格、人脈の蓄積を振返る。
  • 「現在の状況を見つめる」:第2層『どう行うか』、第3層『どうあるべきか』を見つめ直し、行動特性、思考特性、態度、習慣、マインド、価値観を考える。また健康状態と外部環境についても意識する。
  • 「未来を想い逆算する」:志向軸『ベクトル』を定めて、目標、目的、夢、志から逆算して「いま・ここの自分」のあり方を考える。

キャリアに関わる諸理論

個人の特性と職業のマッチング

  • パーソンズが着目した特性論的アプローチは個人の能力・特性と職業が要請するスキルとの一致を図ると言う考え方である。
  • そのアプローチは『ホランドの6角形モデル』や『シャインのキャリアアンカー』へと発展した。
  • 現在でも、パーソナリティ・タイプの抽出・測定はキャリアコンサルティングの場でも一般的となっている。
  • その他、発達段階論的なアプローチから、『スーパーの人生5段階の発展』や『シャインの9段階』などがある。

働き方や価値観の多様化による統合的アプローチ

  • 現在、個人の働き方や価値観は多様化しており、キャリアを均一なモデルや単純な二元論として捉える事が困難になってきた。
  • その為、研究の視点は統合的・全体的・多元的になってきている。

働く個人は「経済人」か「社会人」か「自己実現人」か

  • テイラーの視点『経済人』:人間は損得勘定によって動く。よって、作業能率を高める為には金銭的報酬と言う外部刺激による誘導が効果的である。
  • メイヨーの視点『社会人』:労働者の能率は職場の人間関係や連帯感に大きく影響を受ける。志気を高める為には個と集団の関わり方が重要である。
  • マクレガーの視点『X理論・Y理論』:人は生まれつき怠け者で厳しい賞罰で統制しなければならない(X理論)。人は本来、適切に動機付けされれば進んで努力し、責任を取ろうとする(Y理論)。
  • マズローの視点『自己実現人』:人間の欲求は低次なものから高次なものへ段階的に捉える事ができ、最も高次な欲求は自己実現欲求である。
  • フランクルの視点『意味充足人』:人間は意味を求めてやまない存在である。意味を見出した人間は高い能力発揮をするのみならず、いかなる困難にも耐えることが出来る。

登山型/トレック型キャリア

山の登頂を目指すか、回避を楽しむか

  • 山の楽しみ方には「登山」と「トレッキング」がある様に、キャリア形成もこの2つに分けることが出来る。
  • 「登山型キャリア形成」:唯一絶対の目標を立てて、脇目も振らずその達成を目指すタイプ
  • 「トレッキング型キャリア形成」:色々な職業・職種を経験する事で仕事人生が進んでいくタイプ

山を楽しむ事が大事

  • 山を回避しているうちに登りたい山が見えてくる場合がある。
  • その時に、「トレッキング型」から「登山型」にキャリアを転換すればよく、どちらがより優れているというわけではない。
  • 重要な事は、山自体(働くこと)を楽しみ、豊かな体験を実感する事である。

「計画」と「出たとこ勝負」

  • キャリア形成には「意図的に作りに行くキャリア」と「結果的に出来てしまうキャリア」がある。
  • 前者は登山型であり、後者はトレッキング型である。これら2つのキャリアの間を揺らぎながら進んでいく。

2つのキャリアの一長一短

  • 「計画的・登山的」:長所は明確な到達点に向けて力を出しやすい点。短所は柔軟性に欠き、背内的可能性を狭める危険性がある点。
  • 「出たとこ勝負・トレッキング型」:長所は想定外の可能性を成就させることが起こりえる点。短所は漂流する危険性がある点。

偶発性とキャリア形成

人生は予測が出来ないから面白い

  • 人間の固い意志や移ろう気分は人生に影響を与える。また、偶然の出会いによって、人生の展開は劇的に変貌する。
  • 計画された偶発性理論を発見した、スタンフォード大学のジョン・クランボルツ教授は言う。「キャリアは予測できるものだと言う迷信に苦しむ人は少なくない。”唯一無二の正しい仕事”を見つけなくてはならないと考え、それをあらかじめ知る術があると考えるから、先が見えないことへの不安に打ちのめされるのです。」
  • その為、状況に合わせて、常に自己を再編成していくしなやかさが必要であると言える。
  • 『計画された偶発性理論』のポイントは下記の3点
    1. キャリアは100%自分の意のままにコントロールできるものではなく、大部分は偶然の出来事によって方向付けられている。
    2. 最終的に満足のいくキャリアを獲得した人は、その偶発性を積極的に作り出し、自己の潜在的可能性を大きく開いた痕跡がある。
    3. したがって、将来が見通せないことを不安がる必要は無く、①好奇心、②持続性、③楽観製、④柔軟性、⑤リスクをとる姿勢を持ってキャリアを切り開いていくしなやかさが重要。

ポストコロナの学び直し

社会人3年目、25歳になったあなたへ。

ちょっと想像してみてください。
今から5年後、30歳のあなたは、
どこに住んでいますか?
今と同じ仕事をしていますか?
あなたの隣には誰がいますか?

もし、20歳の時に考えた25歳の自分と今の自分が違っていたら、
きっと30歳のあなたも想像した自分と違っているかもしれません。

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