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まとめ・要約|遅刻してくれて、ありがとう-常識が通じない時代の生き方|トーマス・フリードマン|読書会で紹介された本一覧

遅刻してくれて、ありがとう-常識が通じない時代の生き方

トーマス・フリードマン

(このページは2018年10月31日に更新されました)

はじめに

「トレンド本や名著をかいつまんで、要約を知りたい。」

「ビジネス書を読み始める前に、概要を押えておきたい。」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 

はじめまして。

私はライフシフトサロンのWEB担当をしている、長谷川と申します。

3年前に就職で大阪に引越しをしてきて、同じ価値観でつながるコミュニティを探して様々なイベントやコミュニティスペースを渡り歩いてきました。

現在は関西で一番最初に始めたライフシフト読書会を大阪、京都、神戸で開催しています。

 

読書のいいところは、その分野の専門家の知識を得られること。

また、ある調査では20代、30代のビジネスマンは1ヶ月平均0.26冊の本を読むのに対し、30代で年収3000万円の人は平均9.88冊の本を読むそうです。

孫正義やビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェットのような大富豪も多読家であることで有名です。

その一方で、「社会人は忙しすぎて、ゆっくり読書をしている時間が無い」という声をよくお聞きいたします。

そこで本記事では、私が読んだ本の中から、20代、30代の生き方や働き方を考える上で価値ある情報を要約しております。

本を読む暇が無い方は、本の要点のみを知るために、読むべき本を厳選したい方は、本選びの参考として、本記事を活用いただけたらと思います。

今後はこれらのまとめを引用しながら、考察を別記事にまとめていく予定です。

年間100冊以上の本を読んでいる、読書家ならではの視点で、要点をまとめてみようと思います。

 

あなたの素敵な本との出会いの一助となれば幸いです。

それではまいります。

加速の時代

  • 現在、多くの人が現状に恐怖を覚え、拠り所を失っていると感じている。
  • それは、私たちが歴史的な転換点を迎えているからである。
  • 地球上の3つの大きな力「テクノロジー」「グローバリゼーション」「気候変動」が同時に加速した結果。私たちの社会、職場、地政学的要素が変容しつつある。
  • 現実逃避をせずじっくり立ち止まり、周囲の世界の理解を深めるときが来た。
  • 著者は、会合の相手が遅刻してきたとき、「遅刻してありがとう。」という。
  • それは、遅刻のおかげで、自分の時間を作る事ができ、「じっくり考える」ことで重要な問題について考える事ができたからである。
  • めまぐるしい変化の時代だからこそ。自分ひとりで考えにふける時間が必要なのだ。

2007年にいったい何が起きたのか

  • iPhoneが登場した2007年はテクノロジーの転換点で、数々のイノベーションがおきた。
  • VMware社のソフトウェアがクラウド・コンピューティングの成長につながり、ソフトウェアフレームワーク「Hadoop」によりビックデータが容易に利用できるようになった。
  • こうした様々なイノベーションの結果、デジタル化が進み、「ムーアの法則」が示すような演算能力の幾何学的成長が進んだ。

「市場」と「母なる自然」の加速

  • テクノロジーの変化以外にも、「市場」と「母なる自然」の加速という巨大な力により、社会はより複雑化している。
  • 市場とは、グローバリゼーションの事である。
  • 商業、金融、ソーシャル・ネットワーク、コネクティビティ(接続性)の世界的な流れは、市場、メディア、企業、コミュニティ、個人を今までに無く緊密に織りあわせている。
  • そこから生まれる情報と知識は世界を相互に連結するだけでなく、相互依存を強めている。
  • また、母なる自然は、気候変動、人口増加、生物の多様性の喪失をもたらいている。
  • 市場、母なる自然、テクノロジーの3つが同時に加速し、「加速の時代」を構成しており、人間と社会の変化への適応力を超えている。
  • 例えば、新テクノロジーに対応した法律や規律を作るのに10~15年かかるのに対し、新たなテクノロジーは5~7年で登場し消えていく。
  • そして、専門家ですら10年後の未来予測ができないでいる。

イノベーティング

スーパーノバ

  • 「スーパーノバ」と呼ぶクラウドが機械や個人、アイディアなどの様々なパワーを生み出した。
  • 例えば、機械は自ら思考し、視覚・聴覚・音声を備えている。
  • また、デジタルフローは世界各地にサービスやツールを運び、個人が誰でも接続し、グローバルな議論に参加したり、新たなスキルを得たりすることができる。
  • このスーパーノバを活用すれば、世界規模の環境問題などを人類規模の協同の力で解決する力を持っている。

加速の時代には「動的安定」が必要

  • ロボットが人間の仕事を奪うと言われる今日、私たちは、教育、仕事、生涯学習のすべてを考え直さねばならない。
  • これまでの時代は、変化の速度が緩やかであった為、学校で学んだ知識が長い間通用し、途上国の労働者が先進国のブルーカラーを脅かす事はなかった。
  • その結果、多くの労働者が「高給で、中スキルの仕事」を満喫できた。
  • しかし、加速の時代に入り、それらの仕事は消滅し、「中程度の賃金で、中スキルの仕事」しか存在しなくなった。
  • 加速の時代に仕事を確保し維持する為には、「動的安定」が必要であり、ルーティン課題ではなく、知識を増やし、頻繁に情報更新し、創造的な仕事をし続けねばならない。

仕事はなくならない

  • この動的安定にすべての人は適応できるのかを考える為には、労働市場の歴史を追う必要がある。
  • 19世紀の産業革命の歴史から言えることは、「仕事はなくならないが、いい仕事に必要とされるスキルは高くなっている」である。

AIをIAに変える

  • ネスト・ラボ創立者トニー・ファルデルの言う「AIをIAに変える方法」を発見すれば、知識やスキルの更新が求められる加速の時代でもスキルを高めやすくなる。
  • それは、AIを知的支援、知的補佐、知的アルゴリズム(いずれも頭文字はIA)に変えることである。
  • 「知的支援」とは、AIを活用して高度なオンライン・プラットフォームを開発し、労働者の生涯学習に専念するのを可能にすること。
  • 「知的補佐」は、AIを使用してツールやソフトウェアのインターフェースを改善し、人間が速く学習できるようにする事である。

新たなかたちの仕事

  • 私たちは今、雇用の大半が失われると言う未来予測にとらわれている。
  • しかしもっと可能性の高いあかるい未来予測もある。
  • 例えば、Airbnbは、自主独立型の人間が好きなことを仕事に変えられるよう、力を与える方向を目指している。
  • ホーム・シェアリングの世界では、「体験」の提供を通じて、人々が自分の好きなことを利益に変えている。
  • このAirbnbの「体験」は、ホーム・シェアリングよりも大きくなる可能性がある。

サイバースペースに神はいるか?

ISISのニュースを見ながらビールでも飲もう

  • 私たちは、神もルールも法律も無い、統治されていない広大な空間「サイバースペース」を創造している。
  • 2015年、ユーチューブがISISなどのテロリスト集団の動画の前にビールや防臭剤のCMを入れた事が報じられた。
  • ユーチューブが広告スペースを企業に売ると、アルゴリズムが自動的に挿入する為、コントロールができない。
  • これが意味する事は、人間ではなくアルゴリズムが物事を牛耳っていると言う事である。

加速の時代を生き延びるには

  • この世界には、邪悪な事や犯罪行為があり、第一防衛線になるのは法律や警察、コミュニティのルールなどである。
  • だが、加速の時代にはそれだけではなく「持続性のある価値観」が必要になる。
  • 正直、謙虚、高潔、相互尊重といった持続性のある価値観は、信頼、絆、希望を生み出す。
  • オバマ大統領は、2016年5月27日に広島を訪問した際の演説で、「強まる相互依存を、武力による競争ではなく、平和的な協力の根拠とみなすことが私たちの使命です。(中略)私たちは互いの関係を見直し、人類という1つの集団の仲間であると捉えなければならないでしょう。」と語った。
  • この演説は、私たちの使命を上手く表現しており、倫理と社会を急速に進化させねばならない。
  • その為には、健全なコミュニティにできるだけ多くの人々を定着させる事から始める。
  • 私たちが種といて生き延びる為には、このコミュニティの概念を世界に拡大しなければならない。

ポストコロナの学び直し

社会人3年目、25歳になったあなたへ。

ちょっと想像してみてください。
今から5年後、30歳のあなたは、
どこに住んでいますか?
今と同じ仕事をしていますか?
あなたの隣には誰がいますか?

もし、20歳の時に考えた25歳の自分と今の自分が違っていたら、
きっと30歳のあなたも想像した自分と違っているかもしれません。

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