経済

まとめ・要約・感想|右脳思考|ライフシフトサロン読書会のおすすめ本

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右脳思考

内田和成

(このページは2019年3月27日に更新されました)

はじめに

「トレンド本や名著をかいつまんで、要約を知りたい。」

「ビジネス書を読み始める前に、概要を押えておきたい。」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

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右脳思考まとめ

  • 「左脳」の論理的思考(ロジカルシンキング)に合わせて、「右脳」の直感力、勘を働かせる事が優れたビジネスマンに求められている。
  • 仕事のステージを「1.インプット」、「2.検討・分析」、「3.アウトプット」の3段階に分けたとき、「1.インプット」、「3.アウトプット」においては右脳が重要な役割を担う。
  • 右脳の力は先天的に決まるものではなく、後天的に高める事ができる。
  • その方法は、「観・感・勘」の能力を磨き、「感情移入」をする事である。
  • ビジネスにおいて常に問題意識を持つことで勘が冴えてくる。そうして培った経験が右脳思考となる。

要約

右脳が重要な理由

  • 論理で説明できるものを「左脳」、論理で説明できないものを「右脳」と定義した場合、ビジネススクールの教科書では、左脳の能力を学ぶ。
  • 具体的には、論理的に考え(ロジカルシンキング)、数字などのデータで根拠を示し、ストーリを組み立てるという分析手法である。
  • しかし、現実のビジネスの世界では、左脳のスキルがあれば成果を発揮できるわけではなく、右脳のスキルが必要となる。

 

  • 例えば、新製品を発表する際に、競合より優れているA製品とユニークだがニッチな市場しか狙えないB製品のどちらを選ぶかと言う判断に迫られたと仮定する。
  • 論理的な判断で決めるのであれば、投資収益率(ROI)や成功確率を比較し検討すれば良いが、実際は意志決定者が直感で判断するケースが多い。
  • A製品の成功は手堅いが、B製品は新規市場を開拓できるなど、様々な要因が判断には含まれており、一概に左脳的な判断で決められるものではないからである。

 

  • 上記のケースの場合、論理的に正しい選択を取るのではなく、上手く行きそうな選択肢を選ぶ場合が多い。
  • それは、経営者の経験や勘などの右脳的な判断によるものである。
  • 左脳のみではなく、右脳を上手く活用する事で、ビジネス上の成果を高める事ができる。

右脳の使い方

  • 仕事の定義を「問題の発生→課題の明確化→解決策の策定→実行」と定義した場合、仕事は下記の3ステージに分類できる。

第1ステージ:インプット

  • そもそもなぜ問題が起きたかを調査し、想定される課題を整理する。
  • 現状分析や情報収集、課題に対する仮説作りが必要。
  • 現場を見たり、顧客の行動に疑問を感じたりと個人の感覚(右脳)が重要な役割を果す。

第2ステージ:検討・分析

  • 見つかった課題の中から何が真の課題であるかを明確化する。
  • 情報の分析や課題の整理、意思決定を行う際の解決策(代替案)を整理する
  • 分析や考察、代替案の評価など左脳が重要な役割を果す。

第3ステージ:アウトプット

  • 前段階で抽出された代替案を採用するか否かを意思決定する。複数存在する場合はどれを選択するかを決定する。
  • 決定に基づき、内外の関係者とのコミュニケーションに加え、実行し課題解決をする。
  • 代替案の採否の決定や、実行のタイミングで人を動かす際は理屈(左脳)ではなく感情(右脳)が重要な役割を果す。
  • コンサルティングの世界では「腹落ち」と言う言葉を使うが、これは「理屈はもちろん、感覚で大いに納得している状態」を指す。

右脳の鍛え方

  • 世の中には生まれながらに、ビジネスの勘(右脳)が働く人がいる一方、そうでない人もいる。
  • 右脳の力を先天的に持っている人がいる一方、後天的に努力と経験を積み鍛える事は可能である。
  • しかし、多くの人は無意識に右脳を使っている為、意識的に右脳を鍛える事が重要である。
  • 具体的には先述の「インプット」と「アウトプット」に対して右脳を用いる事が重要である。

インプットでの右脳の鍛え方「観・感・勘」

  • インプットは情報収集、仮説作り、課題発見のプロセスである。
  • ここでは「①観察する」、「②感じ取る」、「③勘を働かせる」の3つが重要となる。
  • 「①観察する」では、日ごろから問題意識を持ち様々な情報に触れる事で、ものを見る癖をつけることが出来る。
  • 「②感じ取る」では、新しいものを見たときに五感を働かせ、デザインが良いとか、売れそうだとか素直に感じたことを、なぜそう感じたかを考える。
  • 「③勘を働かせる」では、見聞きした情報や感じたことを想像し、自分の会社、ビジネス、業界、社会にどのようなインパクトがあるかを思い浮かべる。
  • これら3つを磨くには、「観察して感じたことを書き出す」、「観・感・勘の検証(証拠探し)」、「進化させる(修正する)」ことが重要である。

アウトプットでの右脳の鍛え方「腹落ち」

  • アウトプットは、意思決定と実行のプロセスである。
  • ここでは、「腹落ち」が非常に重要となる。
  • 人は心から納得しないと行動せず、人を動かす為にはロジックで組み立てたストーリーではなく、心に刺さるストーリーが重要な鍵となる。
  • 腹落ちするためには、なぜ相手が納得していないのか、どこに引っかかっているのかを理解する必要があり、「相手の靴に自分の足を合わせる」すなわち「感情移入」が重要である。
  • なぜ分かってもらえないのかという「自分の思考回路」ではなく、なぜ相手は納得していないのかという「相手の思考回路」を想像し、その思考回路に当てはめて問題を捉えなおすことで、新たな論点が見つかることがある。
  • 相手との対話を通じて相手の立場を見出す事が難しい場合、自分の頭の中で相手の考えを想像するシミュレーションをし、実際に相手と対話する際にトライ&エラーで正解を見つけることで、相手の思考回路を見つけることが出来る。

経験を積む事で勘を磨く

  • ビジネスにおいて大事な勘は「山勘」ではなく、「経験に基づく仮説」である。
  • 常に問題意識を持ち経験を積む事で、自身のデーターベースを充実させると勘が冴えてくる。
  • 右脳思考は自分の中に蓄積された経験というデーターベースにアクセスし、それを使って自由に考える事である。

感想

  • 大前研一が2006年に翻訳したダニエル・ピンク著「ハイコンセプト」では、これからは左脳から右脳の時代に変化すると言っていたが、この十数年で右脳の重要性が一般化してきたと感じる。
  • そして、右脳を活用したデザーナーやアーティストが脚光を浴びる時代になったものの、左脳の世界の人間がどのように右脳の世界に飛び込めばよいかを論理的に(左脳的に)説明した本は少なかった。
  • 本書は、左脳的に右脳の「使い方」と「鍛え方」を説明した名著である。
  • 右脳の必要性を感じている左脳的な方にぜひオススメしたい1冊。

さいごに

本記事を書かせていただきました、長谷川と申します。

私は大阪、神戸、京都でライフシフトサロン読書会を開催しております。

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