生き方

読書する人だけがたどり着ける場所|要約・まとめ・感想

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

読書する人だけがたどり着ける場所

齋藤 孝

(このページは2019年6月6日に更新されました)

はじめに

「トレンド本や名著をかいつまんで、要約・まとめを知りたい。」

「本を買う前に、実際に読んだ人の感想を知りたい。」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

記事の作成者は、『SNS時代のリアルな居場所』として価値観を共有できるライフシフト読書会を毎週開催しております。

関西の読書会で本の感想をアウトプットしたい方はこちら

読書する人だけがたどり着ける場所 まとめ

  • 「深い人」「浅い人」の差は読書で作られ、読んだ本の差で人生は変わる
  • 毎日情報に触れているのに知識が深まらないのは「著者の思考力」、「幅広い知識」、「人生の機敏を感じ取る力」が不足しているからであり、読書を通じてこれらの力が身につく。
  • ネット時代に必要な「読書の効能」と「本の読み方」を本書では紹介している。

読書する人だけがたどり着ける場所 要約

なぜ、今本を読むのか

  • 情報社会といわれつつも、私たちは有用な情報にあまり接していない。
  • ほとんどの人は浅瀬で貝殻を拾っているようなもので、情報の海を深くもぐっていく事をしているのは少数。
  • しかしながら、1つの物事を深く突き詰める「専門バカ」ではなく、広く教養を持った「リベラルアーツ」を目指す必要がある。
  • それは、「AIに負けない」為ではなく、「自分の人生を以下に深く生きるか」があなたの人生にとって最も重要である。
  • SNS全盛期の時代だからこそ、改めて本と向き合う事に価値が生まれている。

読書をする人だけがたどり着ける「深さ」とは

  • 「深い人」、「浅い人」の違いは、単にどれだけ物事を知っているかという「物知り」ではなく、どこまで本質を理解しているかの違いであり、その違いは教養によって生まれる。
  • 教養を得るためには読書が最も適しており、例えば幕末・明治の人格者である西郷隆盛は多読であった事で有名であり、本を通じてみづからを培っていたのである。
  • コミュニケーションにも「深い」「浅い」があり、コミュニケーション能力は文字によって磨かれる。
  • なぜならば、コミュニケーション能力の根底には「認識力」があるからである。
  • 文学を読むことで、複雑な感情を読み取ったり、上手く表現できないもやもやした感情を言語化するなどの経験が「認識力」を高めてくれる。
  • 「魅力的な人」とは、知識、教養、人格で人を惹きつける人であり、見た目だけでなく、話が面白く、コミュニケーションに長け、人間性の高い人が魅力的となる。
  • これらの魅力は「潜る能力」によって磨かれ、ある情報に触れたときにその先にある情報にさらに潜る事で人間の深みが現れるのである。
  • これらの情報(知性)は万人に開かれており、深い世界に触れて楽しむと言う心持が重要である。
  • 深い世界に触れ、教養を増やす事により、人生の複雑な楽しみが増してくる。すなわち、「教養のある人のほうが、人生が面白くなる」のである。

深くなる読書、浅くなる読書、何をどう読むか

  • 「深さ」を手に入れるためには、「認識力」が必要です。
  • そして、「認識力」があれば、あらゆる分野で情報がつながり、剣豪・宮本武蔵の『五輪の書』と能・世阿弥の『花鳥風月』、ジャパネットたかたの社長高田明さんの言葉が全て共通する事に気づくことも出来る。
  • 読書には、大きく分けて「情報としての読書」と「人格としての読書」の二つがあります。
  • 情報としての読書は事実を知る手段であり、人格としての読書は著書の世界観を知るものである。ただし、これら2つは密接に係わり合い、単純に切り分けられるものではない。
  • 読書は、目の前の現実ではなく、想像の世界へ人をいざない、ワクワクしたり感動したりときわめて人間的な行為を促す。
  • これは、物語を通じて「映像化」する力を養っているのであり、「認識力」を高める上で非常に重要です。
  • そして、「深み」とは総合的なものであり、例えばドフトエフスキーの名作『カラマーゾフの兄弟』は「宗教小説」とも、「思想小説」とも捉える事ができれば、「推理小説」、「裁判小説」、「恋愛小説」とも捉える事ができ、とてつもない深みを持っている名作である。
  • この深みは、ひとつのテーマや関係性に絞って単純化したものでは表現する事はできず、1行ごとに考えてしまうような作品である。

思考力を深める本の読み方

  • 思考を深める際には、自分にひきつけて考える事が重要である。
  • 「そういう意味か。なるほど」で終わらせてしまうのではなく、「自分だったら銅だろう?」と考える事で思考力が磨かれる。
  • 例えば、サン・テグジュペリ著『星の王子様』に登場する狐やバラは誰なのか?どんな存在なのかを考える事で、作品に込められたメッセージを読み取り、「読解」する事ができる。
  • そして読解の先には、自分の過去の経験との繋がりがあり、物語の筋を理解しただけでは到達は出来ない深みがある。
  • また、感情を載せて読むことで、情報だけではない思考が生まれる。
  • 例えば、本の中から「好きな文章を選ぶ」ことで、本が自分にとってどんな価値があったのか、何が魅力かを考える際にとても役立つ。
  • その他に、思考力を回転させながら読む方法として、「本にツッコミを入れながら読む」や「先を予測しながら読む」などの方法がある。

知識を深める本の読み方

  • 知識を持つほどあなたの世界は広がる。それは、知識と認識はセットだからである。
  • 知識がないものは認識する事ができず、認識力を高める事はできない。いいかえれば、知識を増やす事で認識力を高める事ができる。
  • 知の始まりは「驚き」であり、知識を増やし知れば知るほど驚きは増すものである。
  • そして知識は細胞分裂のように増える性質があり、読書を始めたばかりの頃はなかなか知識が増えたという実感が湧かないが、100冊を越えるあたりで始めて読書の知を実感する。
  • また、読書をするにあたり1テーマにつき5冊程度の本を読むことでそれなりの教養を身につけることが出来る。
  • 同じテーマで何冊も本を読むことで知識の「つながり」が生まれ、知識を取り出しやすくなるからである。
  • そして知識を自分のものとして身につけるには、人に話すのが一番である。
  • 自分が発見したかのような臨場感を持って感情を載せて話すことで、知識が定着し自在に扱えるようになる。
  • 知識には「文脈」が必要であり、本の中の「つながり」や本同士の「つながり」を意識する事で文脈を持った知識を取り出すことが出来る。
  • ベストセラーを読み流行りに乗ったり、本屋での出会い頭で見つけた本を読んだり、人に薦められた本を読む、図鑑や百科事典で「全体像」を把握するなどを実践し、新しい本との出会いを増やし知識を広げる事が出来る。

人格を深める本の読み方

  • 読書は、偉大な人の器に触れる事のできる貴重な体験である。
  • 「人格者」とは、知識、思考、感情、性格などを統合した個人のあり方であり、言い換えると「人間性」とも言える。
  • 名著を残した過去の偉人は人格者が多く、本を読むことでその器に触れる事ができる。
  • 例えば、中原中也著『汚れつちまつた悲しみに』の詩を読むと、その繊細で大きなスケールの人格に感動する。
  • 悲しみ一つをとっても繊細に味わえる感性がそこにはある。
  • また、自分だけの名著を見つけることでその「マイ名著」が人生の様々な局面であなたの助けとなる。

人生を深める本の読み方

  • 私たちはアメリカ資本主義に慣れてしまっているため、「成功」欲求を自然のものと受入れています。
  • しかし文学の世界に浸ると、勝ち負けよりも生き方が重要であると言う気づきを得ます。
  • 文学は経済的成功や勝ち負けとは違う次元で成立している作品であり、「生きる」ことの深さを捕まえる営みである。
  • ドフトエフスキーやフランクルは「生きるとは何か?」を追求した著書であり、彼らの名著を読み「自分にとって、人生の意味とは何か?」「何を価値とするか?」と言う意義深い考えをもたらしてくれるだけでなく、それを超えた「人生そのもの」の価値を感じさせてくれる。
  • 日本は経済大国でありながら幸福度が著しく低い国です。他人と比較して自己評価を下げるのではなく、幸せについて考え直す事が幸福度を高める事につながり、読書はその効果がある。
  • また、東洋思想に触れ、私たちのアイデンティティを考えたり、一度きりの人生を以下に豊かにするかを考えたりする機会も読書を通じて得ることが出来ます。

難しい本の読み方

  • 本だけではなく、映画、絵画、漫画、音楽などさまざまな芸術作品には「本物」と呼ばれる名作があります。
  • これらの「本物」には共通して、とてつもないパワーがあり、作品に触れる事で大きな感動を与えてくれます。
  • 本も同じく「本物」に触れる事でとても大きな感動を得ることができ、「古典」は時代を超えて多くの人に愛されてきた作品であるため、それだけ本物が多いです。
  • 本を読む事に才能は必要ではなく、習慣を未につければ誰でも読むことが出来ます。
  • また、集中力を鍛えるにはまずはレベルの高い本を読むことを推奨し、逃げ出さずにレベルの高い本を読むことで力が身につきます。
  • レベルの高い本には「分からない」「もやもやする」部分がありますが、それは今の先に更なる深みがあることを意味、しています。
  • しばらくたって読み返すと理解できるようになったと言う経験は、それだけあなたが深くなった事を意味します。
  • 「どっぷり読書」と「批判的読書」を通じて深いレベルの影響を受けつつも、始点の偏りをなくしていくことがとても重要です。

読書する人だけがたどり着ける場所 感想

  • 齋藤 孝 さんの本は万人に向けて分かりやすく書かれている本が多く本書もとても読みやすい。
  • これから読書を始めようと考えている人に向けて丁寧に書かれていた印象。
  • 各テーマごとにおすすめの文学作品が紹介されており、本書で紹介されている文学を実際に手にとってみて、その深さを感じてみることをオススメする。
  • また、ベストセラーではなく古典名著を多く紹介しており、最近の有名作家ばかりを読んでいる人は、ぜひ本書で紹介されている名著を読んで欲しい。普段の読書とはまた違った深さを味わえるだろう。
  • 私も最近はビジネス書ばかり読んでいたが、本書を読み、久しぶりに小説を読みたいと思った。
  • ビジネス書は実学的であるが、心を高めてくれるのはやはり時代を超えて受け継がれている文学なのだと改めて感じた。

さいごに

当記事を書かせていただきました、長谷川と申します。

私は大阪、神戸、京都でライフシフトサロン読書会を開催しております。

読書会のいいところは、SNSでつながる時代に、リアルな居場所を持てるということ。

関西で生き方・働き方でつながるコミュニティを探されていらっしゃるあなたの参加をお待ちしております。

ライフシフト読書会のご案内

『SNS時代のリアルな居場所を。』

参加をご希望の方は、下記の項目を入力のうえお申込みください。担当者から会場のご連絡を差し上げます。

開催日程 (必須)

お名前 (必須)

ご年齢 (必須)

メールアドレス (必須)

要望やメッセージをご記入下さい

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

読書をアウトプットしたいあなたへ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

当記事を作成した長谷川と申します。

『SNS時代のリアルな居場所を。』をコンセプトにしたコミュニティ、ライフシフトサロンを毎週開催しています。

ご興味のある方は、下記のボタンからHPをご確認ください。

ライフシフトサロンHP

コメントを残す

*