経済

まとめ・要約|AI vs. 教科書が読めない子どもたち|新井 紀子|読書会で紹介された本一覧

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AI vs. 教科書が読めない子どもたち

新井 紀子

(このページは2018年10月23日に更新されました)

はじめに

「トレンド本や名著をかいつまんで、要約を知りたい。」

「ビジネス書を読み始める前に、概要を押えておきたい。」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 

はじめまして。

私はライフシフトサロンのWEB担当をしている、長谷川と申します。

3年前に就職で大阪に引越しをしてきて、同じ価値観でつながるコミュニティを探して様々なイベントやコミュニティスペースを渡り歩いてきました。

現在は関西で一番最初に始めたライフシフト読書会を大阪、京都、神戸で開催しています。

 

読書のいいところは、その分野の専門家の知識を得られること。

また、ある調査では20代、30代のビジネスマンは1ヶ月平均0.26冊の本を読むのに対し、30代で年収3000万円の人は平均9.88冊の本を読むそうです。

孫正義やビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェットのような大富豪も多読家であることで有名です。

その一方で、「社会人は忙しすぎて、ゆっくり読書をしている時間が無い」という声をよくお聞きいたします。

そこで本記事では、私が読んだ本の中から、20代、30代の生き方や働き方を考える上で価値ある情報を要約しております。

本を読む暇が無い方は、本の要点のみを知るために、読むべき本を厳選したい方は、本選びの参考として、本記事を活用いただけたらと思います。

今後はこれらのまとめを引用しながら、考察を別記事にまとめていく予定です。

年間100冊以上の本を読んでいる、読書家ならではの視点で、要点をまとめてみようと思います。

 

あなたの素敵な本との出会いの一助となれば幸いです。

それではまいります。

AIはライバル

  • AIについて考える前に、「AIはまだどこにも存在していない」ことを認知する必要がある。
  • AIとは「人工知能」であり、腎減の知能と同等レベルの能力・知能をもつ機械を示すが、現在「人工知能」と呼ばれているものは、四則演算を高速でおこなうコンピューターである。

近未来に人口知能が誕生する事はない

  • 人工知能の実現には、以下の2つの方法論がある。
  • 1つ目は、「人間の知能原理を数学的に解明し、工学的に再現する」方法、2つ目は「いつの間にか偶然出来てしまった」方法である。
  • 1つ目に関しては、人減の知能を科学的に観測する方法が無い為、原理的に無理だと言われている。
  • 2つ目に関しては、飛行機が飛ぶ原理は数学的に解明されていないが実際に飛行機が飛んでいる例を取り上げ、人工知能も工学的に実現される可能性があると考える学者もいる。
  • しかしながら、「ディープラーニング(深層学習)」などの統計学的手法の延長では人工知能は実現できない。
  • なぜなら、統計の数学的方法論には限界がるからである。

「東ロボくん」プロジェクトから言えること

  • 2011年、「ロボットは東大に入れるか」を実験する人工知能プロジェクト「東ロボくん」が始まった。
  • 東大に合格するロボットの作成を通じて、AIはどこまでのことができ、何が出来ないかを解明し、AI時代に仕事を奪われない為に、人間はどの様な能力が必要かを解明しようとした。
  • グーグルやヤフーなどのグローバル企業が開発するAIは急速に日常生活に浸透している。
  • AIは労働力として、今後私たちのライバルになる可能性が高い。

AIが仕事を奪う

  • 駅の改札が、手動から自動に切り替わったように、新しい技術の登場で仕事が無くなることは、今に始まった事ではない。
  • 新しい技術の登場で仕事をなくした人は、時代の変化に苦しみながら何とか乗り越えてきた。
  • 同様に、AIの登場で消える仕事があっても、何とか乗り越え豊かな生活を築いていけると楽観視している人は多い。
  • だが、今起きている変化は、かつて経験した変化とは同質ではないと感じている。
  • 過去の新技術の導入により失われた仕事は限定されていた。
  • しかし、AIにより失われる仕事は多岐にわたり、今後10~20年の間に働く人の半数が職を奪われる可能性もある。
  • 1990年代から100年かけて行われた工場でのオートメーション化がホワイトカラーに対して起こるのである。しかも、その変化はたった20年と言う、人類がこれまで体験した事のない短い期間での変化なのである。

シンギュラリティはSF

日米の意識の差

  • AIの認識について、日米では大きな隔たりがある。その1つが、AIに対する期待である。
  • 日本では、近未来にAIが夢のような世界を実現すると言う期待があるが、AIを牽引しているアメリカでは、AIの実力を冷静に判断している。
  • もう1つの大きな違いは、AIへの投資の現実感であり、日本では、国も企業も何を目的にAI投資をするかのリアリティに欠けている。
  • 東ロボくんプロジェクト時に、アメリカでは既にIBMが10億ドルを投じてワトソンの開発を始めていたが、日本では東ロボくん以外にAIプロジェクトが無かった。
  • この差は、アメリカ企業にはAIへのリアルなニーズがあったことが大きい。
  • グーグルやフェイスブックなどは「無償サービス」を世界に手がけており、大規模無償サービスは「人の手をかけずにサービスを提供する」ことが経営の成否に大きく左右されるため、AIへの大規模投資が行われる。
  • 一方、日本はモノづくり大国であり、無償サービス以上に製造責任があり、ディープラーニングのような統計判断ではリスクが高い。
  • そして、日本の工場は既に世界最先端のロボット化に成功しており、AI導入の予知が少ないのである。

「シンギュラリティ」は到来しない

  • 「シンギュラリティ」が時代の寵児のようにもてはやされている。
  • 未来学者レイ・カーツワイルは2029年に「真の意味でのAI」が開発され、2040年に1000ドルのコンピューターが全人類の知能を超えると提唱している。
  • しかし、真の意味でのAIとは、「人間の一般的な知能と同等レベルの知能」と言う意味であり、シンギュラリティとは、「真の意味でのAIが自分自身より能力の高いAIを作り出すようになる地点」と言う意味であり、その意味でのシンギュラリティはやってこない。
  • どれだけ優れたコンピューターが開発されても、現在の延長線上には高速の計算処理が可能なだけであり、論理的・統計的・確率的に言える3つだけの視点であり、「私たちの脳が認識している事すべてを数式に置き換える」ことができない限り、真のAIは誕生しない。

教科書が読めない子供たち

  • 『人間はAIが出来ない仕事に集中し、AIによって向上した生産性により、長時間労働をせずに豊かに背かいつが出来るかもしれない。』とバラ色の予測をする人もいるが、その未来を謳歌するためには、大多数の人間がAIに出来ない仕事を引き受けられる事が前提である。
  • AIの不得意な分野とは、高度な読解力・常識・人間らしい柔軟な判断が必要な分野である。
  • しかしながら、日本の中高生の読解力は危機的状況にある。

3人に1人が簡単な文章を読めない

  • 中高生の「基礎的読解力」を調査した結果、中学生の3人に1人、高校生の10人に3人が簡単な文章が読めないことが判明した。
  • この結果、以下3点が判明した。
    1. 中学校を卒業する段階で、約3割が内容理解を伴わない表層的な読解が出来ない。
    2. 学力中位の高校でも、半数以上が内容理解を要する読解は出来ない
    3. 進学率100%の進学校でも、内容理解を要する読解問題の正答率は50%強程度である。
  • このような状況の中、AIが今ある仕事の半分を代替する時代が差し迫っているのである。

そして、世界的な「AI恐慌」がやってくる

  • 近未来にAIによって仕事が大体される時代がやってきても、これまでのイノベーションと同様に、新たな仕事が生まれ、AIで仕事を失った労働力は新しい産業に吸収されていく。と言う楽観論もある。
  • しかし、企業は人不足で頭を抱えているが、社会には失業者で溢れているという未来予想図もある。
  • せっかく新しい産業が興っても、その担い手となる人材が不足し、新しい産業は経済成長のエンジンとはならない。
  • 一方、AIで仕事を失った人たちは、誰にでもできる低賃金労働に再就職するか失業するかの選択に迫られる。
  • その後やってくる未来は、「AI恐慌」とでも呼ばれる世界的恐慌であり、2007年のサブプライムローン問題によるリーマンショック以上の大恐慌になる可能性がある。
  • そのストーリーの回避のために、「奪われた職以上の職を生み出す」以外の選択肢は無い。
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読書をアウトプットしたいあなたへ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

当記事を作成した長谷川と申します。

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